2004年3月24日「覚悟の介護」(ぶんか社)を出版したのを機に、本格的に芸能界復帰を果たした荒木由美子。
「覚悟の介護」には、結婚二週間後に病に倒れた義母を介護した20年間の壮絶な日々を、そして荒木自身が不治の病の疑いを受けたことで、「死」「家族」「夫婦」について改めて見つめ直したことなどが嘘偽りなく書き綴られている。
“湯原の母と血はつながっていないけれど、
一人の女性として人間としてすべての姿をみせてもらった気がする”(抜粋)
“義母を二十年介護している間、私が一番欲しかったのは
「私の話を聞いてくれる相手と時間」だった。(抜粋)
ここに書かれている体験は介護にだけではなく、すべての人との関わり方にも当てはまるもの。
介護というのは重いテーマになりがちだが、持ち前の明るさや前向きさがそれを感じさせない。
そして、年齢を重ねてもなお光り続ける荒木由美子流の生き方がちりばめられた一冊になっている。
新たな一歩を踏み出した荒木由美子。
こういった経験から現在、全国で講演を行っている。